昨年度分離できた高度好塩菌由来Nucleoside diphosphate Kinase遺伝子断片(〜120bp)をプローブとして全長のクローニングを試みた。サザン解析により約9kbのKpnI断片を分離し、コロニーハイブリでスクリーニングしndk遺伝子のクローニングに成功した。483bpからなる分子量18065のORFをコードしていた。他生物のNDKに比べ酸性アミノ酸の含量が高く、好塩性酵素の特徴を示した。この遺伝子を大腸菌で発現させるため、T7プロモーター下流に組み込んだpETHsndkを構築した。精製NDKを用いた抗体を用いて、大腸菌での発現を確認した。現在、塩濃度と組換え型NDKの活性との関係を検討している。
|