研究課題/領域番号 |
11660235
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
井上 京 北海道大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (30203235)
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研究分担者 |
山本 忠男 北海道大学, 大学院・農学研究科, 助手 (00312398)
川端 伸一郎 北海道工業大学, 土木工学科, 助手 (10224833)
神谷 光彦 北海道工業大学, 土木工学科, 教授 (60001997)
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キーワード | 泥炭地 / 地盤沈下 / 地盤変動 / 石狩川下流 / 低平地 / 篠津 / 当別 / GIS |
研究概要 |
本研究は、泥炭地の広域的な沈下状況を明らかにし、泥炭地の開発利用以来の沈下の経過、沈下の要因とその発生メカニズム、今後の変動量予測等を行うことを目的としている。特に北海道・石狩川下流低平地に分布する泥炭地を主たる研究対象とし、過去の地盤標高資料の収集と、現地盤標高に関する測量の実施、沈下発生要因の検討などを今年度行ってきた。 1.北海道内の低平部に分布する泥炭地のうち、特に農地として開発利用が進んでいる石狩川下流低平地の篠津泥炭地を主たる研究対象として選定した。 2.北海道開発局や篠津中央土地改良区の協力を得ながら、特に過去の各種事業の際におこされた図面類等の収集をすすめた。その結果、昭和30年代初頭以降の泥炭地の地盤標高情報を大量に見いだすことができた。現在、これら資料をもとに、GISの手法を用いながら、各年代別の地盤標高資料として整理しつつある。またあわせて泥炭の構成植物、土地利用や排水履歴と沈下の関係などについても検討を進めている。 3.石狩館内当別町石狩金沢地区に、泥炭地の層別地盤挙動を連続的にモニタリングする観測点を設置した。観測を始めてまだ間もないが、これまでのところ、層別の地盤変動挙動を精密に捉えることに成功した。地盤変動は降雪などと密接に関連しながら変動していることが明らかになりつつある。また同時に地下水位、積雪深、地温等の観測も行っている。これら観測結果の解析により、泥炭地盤の変動発生メカニズムを明らかにすることが期待される。
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