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2000 年度 実績報告書

GnRHサージジェネレーター機能におけるCa^<2+>チャネルの役割

研究課題

研究課題/領域番号 11670075
研究機関横浜市立大学

研究代表者

田中 冨久子 (貴邑 冨久子)  横浜市立大学, 医学部, 教授 (40046066)

研究分担者 船橋 利也  横浜市立大学, 医学部, 講師 (70229102)
江川 正人  横浜市立大学, 看護短期大学, 教授 (40232938)
キーワードラット / GnRHサージジェネレーター / LHサージ / TTX / Ca2+チャネル / 視索前野 / Na+チャネル / カルシウムイメージング
研究概要

1.昨年度、TTXを視索前野内に投与してもサージ状LH分泌は抑制されないことを示唆する結果を得たが、投与薬物の作用した部位が限局されすぎている可能性があったため、今年度は、先ずTTXの投与量を昨年度の0.5μlから1.5μlに増量し、同様の実験を行った。その結果、サージ状LH分泌が抑制されることが明らかとなった。従って、サージ状LH分泌には、少なくともTTX感受性電位依存性Na+チャネルの活動が必須の役割を演じている事が示唆された。また、サージジェネレーターの活動を抑制するためには、ある程度広い領域のニューロンの活動を抑制する必要のあることが明らかとなった。
2.現在、各種Ca2+チャネル阻害剤を用いて、どのCa2+チャネルがサージジェネレーターの活動に必要なのか検討している。
3.サージジェネレーターの活動をカルシウムの変動として捉えるために、発情前期および非発情期のラットからサージジェネレーターの存在する視索前野領域の冠状断切片を作製し、Calcium Green 1を用いて、マクロカルシウムイメージングを行った。
その結果、分界条床核において、100μMビククリンもしくは80mMの高カリウム投与により、急激なカルシウム上昇を認めた。この上昇反応は、視索前野領域より2倍程度強いものであった。50μMおよび100μMのバソプレッシン投与は、何ら変化を惹起しなかった。また、5μMのNPY、100μMのアセチルコリン、50μMのナロキソン、100μMのGABAの投与は、いずれの領域でもなんら変化を惹起しなかった。現在、引き続いて、サージジェネレーターの活動に特異的なカルシウム変動を探索している。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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