研究課題/領域番号 |
11670178
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
岩政 輝男 琉球大学, 医学部, 教授 (10110842)
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研究分担者 |
仲里 巌 琉球大学, 医学部, 助手 (90244318)
津波古 京子 琉球大学, 医学部, 助手 (90238676)
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キーワード | HPV / 扁平上皮化生 / 肺癌 / p53遺伝子 / アポトーシス |
研究概要 |
1.沖縄県肺癌におけるHPV感染率の変遷、HPV感染と組織型の変化、p53遺伝子の変化、予後との関係は1999年に報告し、現在校正済みの状態である。 2.培養腺癌細胞にHPVをトランスフェクトし扁平上皮化生を誘導することができた。 特にHPVのE2領域とE6およびE7領域が同時に発現している細胞株は扁平上皮化生が明らかで、高分子ケラチンやインボルクリン分子の発現さらに扁平上皮細胞のマーカーであるトランスグルタミナーゼmRNAの発現がみられた。興味あることにこの細胞にはアポトーシスもみられDNaseγの発現が強いが、CPP32やbcl-2、bax,Fas等の発現はHPVをトランスフェクトとしていない細胞と同程度でしかなかった。 HPV E6またはE7だけの発現がみられる細胞は扁平上皮化生はみられるが、扁平上皮のマーカーの発現は軽度であった。
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