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1999 年度 実績報告書

熱帯熱マラリア原虫メロゾイトの新たなロプトリー蛋白の遺伝子クローニング

研究課題

研究課題/領域番号 11670242
研究機関愛媛大学

研究代表者

坪井 敬文  愛媛大学, 医学部, 助教授 (00188616)

研究分担者 鳥居 本美  愛媛大学, 医学部, 教授 (20164072)
キーワード熱帯熱マラリア / メロゾイト / ロプトリー / 遺伝子クローニング
研究概要

[研究の目的] 申請者は、マラリア原虫メロゾイトの先端部小器官のうちロプトリーに存在する高分子量ロプトリー蛋白PfRhopH1(140kDa)の遺伝子を、ネズミマラリア原虫及び熱帯熱マラリア原虫からクローニングしこの蛋白がマラリアワクチン抗原の新たな候補となる可能性、及びその蛋白の機能について検討するために本研究を行った。
[今年度の成果及び考察]
1、ネズミマラリア原虫メロゾイト高分子量ロプトリー蛋白PyRhopH1遺伝子のクローニング
(1)Plasmodium yoelii 17XLのメロゾイトから精製した高分子量ロプトリー蛋白PyRhopH1(140kDa)の6種類の部分アミノ酸配列から縮重オリゴヌクレオチドを合成し、これを用いてP.yoeliiメロゾイトのcDNAライブラリーを鋳型として、部分的なPyRhopH1 cDNA断片をPCRにて増幅することに成功した。次に増幅されたcDNA断片の塩基配列をもとに特異的PCRプライマーを設計しこれを用いて、上記cDNAライブラリーを鋳型としてPCR法にて増幅し、PyRhopH1 cDNAクローンの全塩基配列をほぼ決定した。この塩基配列をもとにアミノ酸配列に翻訳し、その配列を用いて、GenBankの検索を行った。その結果、PyRhopH1と類似の配列を持つ熱帯熱マラリア原虫由来のcDNAクローンが検出された。そこで、これらのcDNAクローンがコードする蛋白がメロゾイトのロプトリーに存在することを確認するために、現在アミノ酸配列をもとにそれぞれ3個の合成ペプチドを作成し、マウスに免疫し抗血清を作成中である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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