・肝細胞において、アルコールによって活性化された転写制御囚子NF-κBと、エンドトキシンによって活性化されたNF-κBとは同種類である ・アルコール代謝を阻害した場合、アルコール負荷60分までは、NF-κB活性化は減少するものの、以後上昇する ・その際活性化したNF-κBの種類は、アルコールあるいはエンドトキシン負荷によって活性化したNF-κBとは異なる ・エンドトキシン前処置後にアルコールを負荷すると、NF-κB活性化は減じるが、そこへアルコール代謝阻害剤を付加すると、活性化は増強する。 ・類洞内皮細胞において、エンドトキシン負荷でNF-κBは一過性に活性化するが、アルコール負荷ではNF-κBは活性化しない。 ・アルコール負荷後にエンドトキシンを付加すると、NF-κB活性化はかなり増強するが、逆にエンドトキシン負荷後にアルコールを付加すると2時間後に活性化の増強する。
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