• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

C型肝炎ウイレス構造領域遺伝子の肝癌発生機序に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11670492
研究機関三重大学

研究代表者

高瀬 幸次郎  三重大学, 医学部, 助教授 (00163204)

研究分担者 古坂 明弘  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00266678)
白木 克哉  三重大学, 医学部, 助手 (90263003)
伊藤 正明  三重大学, 医学部・附属病院, 講師 (00223181)
キーワードC型肝炎ウイルス / 肝癌
研究概要

本年度はまず研究計画に従い以下の結果を得た。
HCVコア蛋白の標的蛋白質の検索
C型肝炎患者のHCV遺伝子をクローニングしコア領域の遺伝子を解析した。そのHCVコア遺伝子をpAS-2ベクターに組み込み、その結合蛋白をヒトリンパ球cDNAライブラリーより、yeastを用いたtwo-hybrid法を用いて現在クローニング中である。いくつかの陽性クローンを確認している。さらに、コア蛋白のC末端を欠損させたvectorを作成し同様にtwo-hybrid法にて陽性クローンのスクリーニングを施行している。現在まで約20個のクローンを同定した。
これらのクローンの解析にて、免疫やアポトーシスに関する新たな遺伝子のクローンの同定に成功している。その一つがTIMP-1(tissue inhibitor of metalloprotease-1)であった。TIMP-1は慢性肝炎における肝線維化、および肝発癌にも深く関係しているとされている。
そこで、次にTIMP-1とHCVコア遺伝子のin vitroでの結合を確認するために、それぞれのvectorのdeletion mutantを作成中である。このvectorを用い、免疫沈降法にて結合を確認している。また、リコンビナント蛋白を作成しpull down assayにても結合を確認する予定である。
また、上記方法を用いてさらに、結合クローンをスクリーニングする予定である。
また、現在までHCVコア蛋白発現Tgマウスでは発癌はみられていない。

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi