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1999 年度 実績報告書

Neurogenic Progenitorを用いた脳変性疾患の治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11670791
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

所 敏治  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40112841)

研究分担者 井田 博幸  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90167255)
衛藤 義勝  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50056909)
大野 典也  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (60147288)
小林 博司  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90266619)
大橋 十也  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60160595)
キーワードNieman-Pick病typeC / β-galactosidase / レトロウイルス / サイトカイン / アデノウイルスベクター
研究概要

1)Neurogenic progenitor(Npro)を用いたNiemann-Pick病typeCマウスモデル(NPCm)の脳障害に対する治療法の開発の試み:β-galactosidase標識Nproを2匹のNPCm左側脳室内に注入後延命効果を検討したが、コントロールに比べ有意な延命効果を得られなかった。しかしながら脳内へのNpro侵入を確認し得たことより、現在NPC活性をあげるべくレトロウイルスを用いたNPCgeneの遺伝子導入をNproに試み、脳内での酵素学的補充効果を生化学的及び組織学的に検討中である。
2)サイトカインによるBlood Brain Barrier破壊法の検討と同法を用いたアデノウイルスベクターによるNPCマウスの脳障害の治療法開発の検討:マニトールによる脳高浸透圧ショック後IL-1,TNF-αを経内経動脈に注入し、エバンスブルー及びアデノウイルスベクターの脳内取り込みを検討した。コントロールに比べ若干の取り込み増加を認めたが、LacZ標識アデノウイルスベクターの取り込みは認められなかった。現在IL-1,TNFの投与条件を再検討すると共に、他の炎症性サイトカインを用いた検討を行っている。
3)胎児NPCマウスの脳障害に対する治療法の検討:在胎15週令マウス胎児の羊膜動脈よりLacZ標識アデノベクターを注入し、胎児各組織でのLacZ活性を測定。肝臓での有意な活性の上昇を認めたが、脳内での活性は認められず、今後ベクター投与時期を早め投与方法の検討を加えていきたい。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Ohashi T., Yokoo T., Eto Y., et al.: "Eduction of Lysosomal storage in Murine Mucoplysaccharidosis・・・"Blood. (in press). (2000)

  • [文献書誌] Watabe K., Ohashi T., Eto Y., et al.: "Rescue of lesioned adult rat spinal motoneurons by・・・"Journal of Neuroscience Research. (in press). (2000)

  • [文献書誌] Eto Y., Ida H.: "Clinical and molecular Characteristics of Japanese Gaucher Disease"Neurochem Res. 24(2). 207-211 (1999)

  • [文献書誌] Ida H., Rennert OM., Eto Y., et al.: "Clinical and genetic studies of Japanese homozygotes for the・・・"Hum Genet. 105. 120-126 (1999)

  • [文献書誌] Oishi K., , Ida H., Eto Y., et al.: "Clinical and molecular of Japanese patients with neuronal・・・"Molecular Genetics and Metabolism. 66. 344-348 (1999)

  • [文献書誌] Yokoo T., Ohashi T., Eto Y., et al.: "Prophyaxis of Antibody-Induced Acute Glomerulonephritis・・・"Hum Gene Ther. 10. 2673-2678 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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