研究課題/領域番号 |
11670802
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉川 哲史 名古屋大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (80288472)
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研究分担者 |
須賀 定雄 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (70257616)
浅野 喜造 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (40131180)
五島 典 名古屋大学, 大学院・医学研究科, 助手 (70201499)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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キーワード | HHV-6 / 初感染 / 再活性化 / 細胞増殖反応 |
研究概要 |
1)突発疹患児における経時的リンパ球増殖反応の推移:抹消血単核球からのHHV-6分離陽性、血清抗体価陽転によりウイルス初感染が証明された突発疹患児かた経時的に検体採取。HHV-6に対するリンパ球増殖反応をBrdUの取り込みを指標としたassay系で調べた。各病気におけるS.I.(HHV-6抗原刺激/Mock感染抗原の刺激)の平均値は(S.I.=5.1)と比較して低値であった。 2)HHV-6初感染後の免疫制御:1)の実験対象において、PHAに刺激による特異的リンパ球増殖反応を解析した。その結果、急性期では平均S.I.=10.2であったのに対し、感染後1週間ではS.I.=6.8、感染後1ヶ月でS.I.=8.9と低下しており、感染後1週間から1ヶ月にかけて非特異的免疫反応の低下が起きていることが示唆された。 3)高純度なウイルス抗原液作製:in-vivoの解析を実施するには、バックグラウンド値を低下させる必要があり、より純度の高いウイルス抗原を作製するために、HHV-6感染細胞をSPGAmediumに溶解後、ショ糖密度勾配遠心法によるウイルス粒子を精製。これを抗原として使用した場合、多くのヒトでバックグラウンド値を示し、ウイルス細胞作製時に使用する臍帯血単核球のHLA型が影響していることが予想された。 3)高純度なウイルス抗原液作製:in-vivoの解析を実施するには、バックグラウンド値を低下させる必要があり、より純度の高いウイルス抗原を作製するために、HHV-6感染細胞をSPGAmediumに溶解後、ショ糖密度勾配遠心法によるウイルス粒子を精製。これを抗原として使用した場合、多くのヒトでバックグラウンド値を示し、ウイルス細胞作製時に使用する臍帯血単核球のHLA型が影響していることが予想された。
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