• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

Multi-shot EPIによる拡散強調像を用いた大脳白質線維の3次元的解析

研究課題

研究課題/領域番号 11670864
研究機関山形大学

研究代表者

細矢 貴亮  山形大学, 医学部, 助教授 (50143102)

研究分担者 安達 真人  山形大学, 医学部, 講師 (80212520)
キーワード大脳白質線維 / 拡散強調像 / anisotropy
研究概要

大脳白質線維の走行を3次元的に解析するために,新たな拡散強調像(diffusion-weighted imaging)の撮像法を開発した.当初は,EPI(echo planar)法による拡散強調像をmulti-shot化することをめざしていたが,ゆがみやartifactの問題を解決できなかったので,CTの原理を応用したradial scanを用いた方法に変更した.
現在normal volunteerを用いて評価を行っており,比較的良好な画質が得られている.すでに断層像におけるカラー表示化に成功しており,超高磁場(3テスラ以上)の装置に匹敵する画像が得られている.しかしながら,新たに放射状のartifactが生じたために,研究の目的としていた解剖学的評価を困難にしている.また,最低でも256回のscanを要するため,一方向にのみMPG(motion proving gradient)をかけた画像を得るのに約10分程度の時間を要する.3次元的な解析を行うには少なくとも3方向にMPGをかけた画像が必要であり,30分以上の検査時間を要することになる.通常の検査に追加するには患者の負担が大きく,臨床応用に踏み切れない状態である.
今後,撮像法を改良するとともに,研究の対象となる疾患を選択しながら研究を進めていく.

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi