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2000 年度 実績報告書

Multi-shot EPI による拡散強調像を用いた大脳白質線維の3次元的解析

研究課題

研究課題/領域番号 11670864
研究機関山形大学

研究代表者

細矢 貴亮  山形大学, 医学部, 教授 (50143102)

研究分担者 安達 真人  山形大学, 医学部, 講師 (80212520)
キーワード大脳白質線維 / 拡散強調像 / anisotropy
研究概要

大脳白質線維の走行を3次元的に解析するために,CTの原理を応用したradial scanを用いた方法を開発したが,種々の制約のために臨床応用にはいたらなかった,平成12年10月に新たに拡散テンソル画像を用いた3次元画像作成に成功し,現在正常例と臨床例の解析を進めている.
拡散テンソル画像で得られるFA(fraction anisotropy)画像は異方性が強い領域を高信号に描出する,白質線維が同一方向に密集している部分で信号が高くなるので,白質線維束の形態を描出することができる.3mm厚(gap less),128×128 matrixで撮像すると,延髄錐体路,中小脳脚,大脳脚,内包,脳梁,深部白質などが立体的に表示可能となった.
研究当初に計画していた撮像方法を変更する必要があったため,研究の進行が遅れていたが,現在30例を越える正常例と臨床例に本法を施行し,撮像法と画像解析法がほぼ確立された状況にある.今後,臨床例への適応を増やして3次元画像の解析を進めると同時に,他のパラメータの解析を行う予定である.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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