研究課題/領域番号 |
11670871
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
大嶽 達 国際医療福祉大学, 保健学部, 教授 (80152164)
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研究分担者 |
横山 郁夫 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (10302720)
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キーワード | ^<18>F-Hluorodeozyglucose / ^<13>N-ammonia / positron emission CT(PET) / myocardium / skeletol muscle / insulin resistence / dioheres mellitus / hypertriglyceridemia |
研究概要 |
高トリグリセリド(TG)血症17例と年齢を合わせた対照例12例にインスリンクランプ法でF-18FDGPET検査を施行し、骨格筋、心筋糖代謝を測定した。インスリンクランプ時の全身glucose disposal rate(GDR)(4.5±1.4vsl0.0±3.0p<0.00001)は高TG血症で低下した(4.5±1.4VS10.0±3.0p<0.00001)。骨格筋糖代謝(KcomplexとSUVで測定)も高TG血症で低下した(0.007±0.003vs 0.018±0.01p<0.0001 0.725±0.282vs1.86±1.06)。心筋糖代謝は低下傾向であったが有意でなかった。 上記高TG血症例と糖尿病例(NIDDM)20例にN-13NH3PETで心筋血流予備能、F-18FDGPETで心筋骨格筋糖代謝を測定した。冠血流予備能(CFR)はNIDDM症例で対照に対し有意に低下し、HbA1Cと有意に逆相関した。GDRとは有意な逆相関ではなかった。高TG血症、インスリン抵抗性のあるNIDDM、インスリン抵抗性の少ないNIDDMいずれでもCFRは低下した。GDRは高TG血症、インスリン抵抗性のあるNIDDMで低下した。骨格筋糖代謝は高TG血症、インスリン抵抗性あるNIDDMで低下し、GDRと骨格筋糖代謝はよく相関した。心筋糖代謝とGDRの相関は弱かった。高血圧のないNIDDMでは骨格筋糖代謝は著明低下、心筋糖代謝は低下、CFRは低下であり、高血圧のあるNIDDMでは心筋糖代謝があまり低下しない点が異なった。高TG血症では骨格筋糖代謝は低下、心筋糖代謝はやや低下傾向程度、CFRは低下であった。 PET dynamic imagingにより、インスリン抵抗性症候群の病態生理をより明確に明らかにすることができた。
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