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1999 年度 実績報告書

血管閉塞器具と閉塞手技の確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11670886
研究機関大阪大学

研究代表者

前田 宗宏  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30209390)

研究分担者 高橋 哲  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40311758)
津田 恭  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20281123)
富山 憲幸  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (50294070)
内藤 博昭  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60217627)
濱田 星紀  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (80198803)
キーワードインターベンショナルラジオロジー / 塞栓コイル / コイルの移動 / リザーバー留置 / 肝腫瘍 / 血管
研究概要

血管閉塞器具と閉塞手技の確立に関する研究
(1)豚の腸骨動脈にコイルアンカーと塞栓コイルを留置して腸骨動脈を閉塞させる実験をおこなった。コイルアンカーを併用した場合、血管径よりも小径のコイルを使用すると効率よく動脈を閉塞できることが確認できた。
(2)コイルアンカー(塞栓コイルの逸脱を防ぐ器具)を肝腫瘍に対する抗癌剤の持続動注のためのリザーバー留置術のGDAコイル法やSPAコイル法に応用できることを見い出した。GDAコイル法やSPAコイル法とは、GDA(胃十二指腸動脈)あるいはSPA(脾動脈)に側孔をあけたリザーバー用カテーテルを挿入した後、マイクロカテーテルを用いてリザーバー用カテーテルの脇詰めと先詰めを行う方法である。豚の腸骨動脈にコイルアンカーと塞栓コイルを留置して腸骨動脈を閉塞させた後に、留置したコイルを移動させることなくガイドワイヤーをコイルの遠位側に進めることが可能であることを確認した。このガイドワイヤーに沿わせて側孔をあけたリザーバー用のカテーテルを送り込めば、リザーバー用のカテーテルを留置した脇に別の操作カテーテルを用いて塞栓コイルを留置するのと同じ状態となる。これにカテーテル先端部をコイルで閉塞すれば、リザーバー留置術のGDAコイル法やSPAコイル法と同等の結果が得られることになる。さらに側孔の形状を円形の孔からスリットに変更することで、マイクロカテーテルとマイクロコイルを使用せず、マクロコイルをガイドワイヤーで押してリザーバー用カテーテルの先端部まで進めることができることを確認した。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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