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2000 年度 実績報告書

血管閉塞器具と閉塞手技の確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11670886
研究機関大阪大学

研究代表者

前田 宗宏  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30209390)

研究分担者 高橋 哲  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40311758)
岡田 篤哉  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90324764)
富山 憲幸  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (50294070)
濱田 星紀  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (80198803)
キーワードインターベンショナルラジオロジー / 塞栓コイル / コイルの移動 / リザーバー留置 / 肝腫瘍
研究概要

(1)豚の腸骨動脈にコイルアンカーと塞栓コイルを留置して腸骨動脈を閉塞させる実験をおこなった。コイルアンカーを併用した場合、血管径よりも小径のコイルを使用すると効率よく動脈を閉塞できることを確認し、末梢へのコイルの移動を防止できることを確認した。
(2)コイルアンカーとマクロコイル1個を動脈に留置した後にその末梢側にガイドワイヤーやカテーテルを進めることが可能であることを実験的に証明した。その技術が肝腫瘍に対する抗癌剤の持続動注のためのリザーバー留置術のGDAコイル法やSPAコイル法に応用できることを見い出し、コストパフォーマンスに優れたリザーバー用カテーテル留置法を開発した。
(3)臨床では、末梢血管の動脈瘤の塞栓時に通常のカテーテルが瘤の末梢側に届かず、マイクロカテーテルとマイクロコイルで塞栓をしなければならない事態に遭遇することがある。この様な場合は、IDCやGDCなどの留置のやり直しのできる高価なコイルを併用する必要がある。中枢側をコイルアンカーとマクロコイルで先に塞栓し、末梢側にマイクロコイルを留置して塞栓術を完了する技術を考案した。現在、臨床応用の可能性を実証するための動物実験を計画している。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2012-11-16  

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