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2000 年度 研究成果報告書概要

難治癌治療向上のため使用する重粒子線のDNAに及ぼす突然変異の特殊性

研究課題

研究課題/領域番号 11670920
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

今村 正浩  関西医科大学, 医学部, 助手 (40268339)

研究分担者 澤田 敏  関西医科大学, 医学部, 教授 (80121937)
永田 憲司  関西医科大学, 医学部, 助手 (30247928)
赤木 清  関西医科大学, 医学部, 講師 (30098115)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
キーワード重粒子線 / 大腸菌細胞 / 温熱
研究概要

我々は以前より研究を行っていた放射線高抵抗細菌である原核細胞(Deinococcus radiodurans)を用いて重粒子線の殺細胞効果をDNA分子レベルでの解析を行った。この機序解明のため種々の重粒子線の酸性加温(Acid heating)によるDNA分子の損傷機序について行った。用いた細胞は増殖が早く、放射線高抵抗性で取り扱いが容易な原核細胞D.radioduransである。重粒子線は、炭素重粒子線(290MeV/u,LET=80keV/μm)、アルゴン( 460MeV,1800keV/μm)、ネオン(350MeV,LET=300keV/μm)、酸素(160MeV,LET=400keV/μm)、炭素(220MeV,LET=100keV/μm)、ヘリウム(50MeV,LET=14keV/μm)のである。
大腸菌細胞を代表とする原核細胞ではLETを横軸にした時、細胞死滅を指標としたRBE値にピークは存在しないという事が従来の定説とされて来たが、今回 使用した大腸菌野生株では、100keV/μmあたりにピークが存在するという新知見が得られた。更に、D.radiodurans細胞では、RBE値とLET値の関係の曲線は、乾燥細胞では凹型、湿潤細胞では凸型となる事が判明した。温熱を併用すれば殺細胞効果的は増強する。この機序はDNAのDepurinationと推定している。現在これら結果平成11年の「原核細胞におけるLETとRBEの関係に関する新知見」の論文で発表した。
この細胞の殺細胞効果の機序の解明のため、現在の癌治療で用いられている温熱(Hyperthermia)を併用した。γ線照射では抵抗を示したこの細胞でもα線照射では殺細胞の相乗効果を示した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Masahiro imamura,kazuki harada,Satoshi sawada,Kiyoshi Akagi: "Damage to DNA purified from the radioresistant prokaryote, Deinococcus radiodurans, by acid heating"International Journal molecular medicine. 3. 391-395 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Masahiro Imamura, Satoshi Sawada, Keizo Harima, Toshiko Siga, Shuji Kariya, Tomokuni Shiraishi, Kazuki Harada: "Relationship between LET and RBE values for Escherichia coli determined using carbon ion beams from the TIARA cyclotron and HIMAC synchrotron."(In preparation).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Masahiro Imamura, Kazuki Harada, Satoshi Sawada, Masato Imamura, Kiyoshi Akagi, Takeo Ohnishi: "Damege to DNA purified from the radioresistant prokaryote, Deinococcus radiodurants, by acid heatimg."International Journal of molecular Medicine. 3. 391-395 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Masahiro Imamura, Satoshi Sawada, Keizo Harima, Toshiko Shiga, Shuji Kariya, Tomokuni Shiraishi, Kazuki Harada: "Increase of sensitivity on radioresistant procaryote, Deinococcus radiodurans, using hyperthermia ad heavy ion beam."(In preparation).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2002-03-26  

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