研究課題/領域番号 |
11670936
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研究機関 | 富山医科薬科大学 |
研究代表者 |
鈴木 道雄 富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (40236013)
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研究分担者 |
倉知 正佳 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (80019603)
住吉 太幹 富山医科薬科大学, 附属病院, 助手 (80286062)
黒川 賢造 富山医科薬科大学, 附属病院, 講師 (10283079)
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キーワード | NAALADase / グルタミン酸 / 精神分裂病 / 分子遺伝学 / ノックダウン / in situ ハイブリダイゼーション |
研究概要 |
1.分裂病患者のNAALADase遺伝子の多型とその臨床的関連 本研究に協力することに同意の得られた健常者若干名の末梢血からRNAを抽出し、ヒトのNAALADase遺伝子のcDNA(2653bp)を300-500bpに分けて、reverse transcription-polymerasechain reaction(RT-PCR)による増幅を行っている。しかし、ヒトのNAALADase遺伝子の血液における発現は極めて乏しいために、安定した結果が得られていない。RNAの抽出の効率を上げることが重要と考えられ、現在取り組んでいる最中である。 2.分裂病モデルとしてのNAALADase発現抑制ラットの検討 NAALADaseのmRNAに対する短鎖のアンチセンスDNAによるknock down実験の前に、ラット脳におけるNAALADase mRNAの発現を、in situハイブリダイゼーション法により検出する必要がある。これまでのところ、NAALADase mRNAの脳における発現は比較的少なく、また非特異的なハイブリダイゼーションが多いために、充分にNAALADase mRNAを検出できていないので、現在は実験条件の検討を行っている。実験条件が確立すれば、直ちに短鎖のアンチセンスDNA投与によるNAALADase発現抑制ラットを作成し、検討を開始する。
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