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1999 年度 実績報告書

精神分裂病の疾患教育のためのビデオ教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11670947
研究機関高知医科大学

研究代表者

井上 新平  高知医科大学, 医学部, 教授 (20125826)

研究分担者 下寺 信次  高知医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (20315005)
岡田 和史  高知医科大学, 医学部, 助手 (50304671)
キーワード精神分裂病 / 陽性症状 / 陰性症状 / 心理教育 / ビデオ教材 / 再発予防 / 家族 / 精神保健
研究概要

1.精神分裂病の家族教育に関する資料を検討した結果、教育用ビデオを6巻-症状編・原因編・治療編(2回)、地域編・総括編-作成することに決定した。11年度はその中で第1巻を作成した。
2.第1巻は症状編で、まずシナリオを作成した。全体で12分で、タイトル・プロローグ・どんな症状があるのか(具体例)・分裂病に特有な精神症状とは・陽性症状と陰性症状・エピローグ・エンドタイトルより構成されている。患者は高知医科大学の教育関連病院である土佐病院で治療を受けている者5名に協力を依頼し、撮影の同意を得た。同病院の医師・精神科ソーシャルワーカーを検討会に加えて、合計4回の会議をもった。撮影場面としては、患者個々がこれまでの経過を語る場面、グループホームや作業所で過ごしている場面、全員で集まり病状を語り合っている場面、ナレーションを使って精神症状を説明する場面・医師が精神症状について説明する場面などを設定した。精神症状の説明では理解をはかるために絵画的・文字的・文章的にできる限りの工夫をした。
3.シナリオに沿って高知医科大学と土佐病院で撮影を行った。撮影は専門業者に依頼した。撮影は順調に進行し編集作業を経て第1巻が完成に向かっている。
4 今後は作成し終わったビデオを用いて家族教育を行う予定である。現在各地で行われている家族教室への普及を図る予定である。これらの診療活動を通じて、まず家族の病気理解をはかり、ついで分裂病の再発防止、家族の精神的健康の増進、負担軽減などに役立てる予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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