研究概要 |
糖尿病性腎症の発症に対するプロテインキナーゼCの役割を明らかにすることを目的とし、糖尿病ラットを用いたin vivo,および糖濃度を上昇させた培養液を用いたメサンギウムあるいは腎間質線維芽細胞の培養実験を行った。 1)糖尿病ラット腎糸球体におけるPKC ストレプトゾトシン誘発糖尿病ラットにおいて、PKC活性の亢進および特異的アイソフォームのお増加を腎糸球体において確認した。 2)アンギオテンシンIIのPKC活性化作用 高糖濃度あるいはアンギオテンシンII刺激によって,メサンギウム細胞のPKC活性が亢進することを認めた。 3)PKCのヒアルロン酸産生増加 高糖濃度は腎間質線維芽細胞においてPKCを介してヒアルロン酸産生を増加させることを明らかにした。
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