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1999 年度 実績報告書

多因子疾患としてのインスリン依存糖尿病の遺伝学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 11671114
研究機関大阪大学

研究代表者

川口 義彦  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20303943)

研究分担者 池上 博司  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20221062)
キーワード多因子疾患 / 遺伝 / 糖尿病 / インスリン依存糖尿病
研究概要

多因子疾患を遺伝学的に解析する場合、多くのDNA多型について検索する必要があるため、限られたDNA検体を有効に利用する必要がある。このためDNA検体を全ゲノム領域にわたって増幅するPrimer extension preamplification(PEP)法に着目した。DNA検体をPEP法で増幅した者をtemplate DNAとして4個のマイクロサテライトマーカーについてPCRを行い、PEP法で増幅を行わなかったDNA検体をtemplate DNAとした場合と比較した結果、PCRにおける増幅効率や遺伝子型タイピングにおける正確性に問題を認めず、またPEP処理により約50倍のDNA多型解析に供することが可能であることを見出し、PEP法が多因子疾患の遺伝学的解析に有用であることを明らかにした。PEPで処理したDNA検体を用いて、第二染色体長腕上のインスリン依存糖尿病発症遺伝子である。IDDM7(D2S152)・IDDM12(CTLA4)・IDDM13(D2S137)について同一のデータセットで相関解析を行った結果、D2S137で疾患との相関が最も強いことから、上記3発症遺伝子のうちIDDM13が日本人のインスリン依存糖尿病に最も強く関与することを明らかにした。またD2S137の周辺の遺伝子マーカーを解析した結果、IDDM13がD2S143からD2S2382までのD2S137を含む約4cMの領域に存在することを明らかにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Ueda H.: "Genetic analysis of late-onset type 2 diabetes in a mouse model of human complex trait"Diabetes. 48. 1168-1174 (1999)

  • [文献書誌] Fujisawa T.: "Length rather than a specific allele of dinucleotide repeat in the S' upstream region of the aldose reductase gene is associated with diabetic re***pathy"Diabetic Medicine. 16. 1044-1047 (1999)

  • [文献書誌] Ueda H.: "Paternal-muternal effects on phehotypic daracteristics is spostaneously diabetic Nagoya-Shibuta-Yasuda mice"Metabolish. (印刷中). (2000)

  • [文献書誌] Kawabata Y.: "Age-related association of MHC class I chais-related gene A (MICA) with type I (insults-dependent) diabetes melliths"Human Immunology. (印刷中). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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