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1999 年度 実績報告書

肝硬変遺伝子治療による門脈圧亢進症における門脈血行動態の変化

研究課題

研究課題/領域番号 11671197
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

竹内 雅春  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (00258162)

研究分担者 中井 謙之  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (50198024)
藤元 治朗  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (90199373)
岡本 英三  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (50068425)
植木 孝浩  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (10309461)
キーワード肝細胞増殖因子 / 遺伝子治療 / 肝硬変 / 門脈圧亢進症 / 肝動脈注入
研究概要

100-140g(4W)SDラットに対して1%ジメチルニトロサミン(DMN)を1μl/mg週3回連続で3週間腹腔内注入することによりラット肝硬変モデルを作成した。肝硬変モデルに対して,ヒト肝細胞増殖因子(HGF)を肝動脈より導入するHGF群とLac-Z遺伝子を導入するコントロール群を作成し,肝硬変におけるHGF遺伝子導入の有効性を検討した。遺伝子導入後,2,7,14日目に門脈圧測定を行った後偽死させ,血清および肝組織を採取した。肝組織における肝線維化率をAzan-Mallory染色像からNIH imageで測定した。なお,遺伝子導入後もDMNの投与は継続している。肝組織における検討では,コントロール群におけるLacZ遺伝子の発現が効率に認められ,HGF免疫組織学的検討でもHGFの高率な発現が認められた。また,ELISAで測定した肝組織中のHGFは7日目から14日目において発現の増加が認められた。両群での比較では,HGF群では2日目から7日目にかけて線維化率が2.33%から1.36%に減じたのに対し,コントロール群では2日目4.66%から5.77%と増加した。門脈圧はHGF群では2日目10.2±2.1mmH_2Oから14日目12.4±1.8mmH_2Oの121%の上昇に対して,コントロール群では2日目11.5±2.5mmH_2Oから16.7±4.0mmH_2Oの145%の上昇率であった。血清での生化学検査では,HGF群では2日目から14日目へとGOT,GPTともに低下が認められたが,コントロール群では,上昇を認めた。以上より,ラット肝硬変に対するHGFの遺伝子導入は,肝組織における肝の線維化を抑制するとことで,肝障害を緩和し,かつ門脈圧亢進をも抑制する結果が得られた。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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