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1999 年度 実績報告書

GLP-2腸管粘膜増殖効果を用いたクローン病治療の新しい展開

研究課題

研究課題/領域番号 11671203
研究機関東北大学

研究代表者

内藤 広郎  東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (90180223)

研究分担者 福島 浩平  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (20271900)
舟山 裕士  東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (50192315)
佐々木 巌  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60125557)
佐々木 一幸  日清製粉, 主任研究員
矢内原 昇  矢内原研究所, 主任研究員
キーワードGLP-2 / 小腸粘膜増殖 / ODC活性 / IEC-6
研究概要

1)GLP-2のin vivo、in vitroにおける消化管粘膜増殖効果の確認
a)GLP-2投与時のラット消化管粘膜ODC活性の変動
<方法>48時間絶食としたSD雄性ラットに、生食0.3ml(C群)、Glicentin(Gli)(100μg/kg)、GLP-1(50μg/kg)、GLP-2(25,50,100μg/kg)、EGF(150μg/kg)を腹腔内投与し、3時間後の空腸、回腸粘膜のODC活性を測定した。<結果>空腸、回腸粘膜のODC活性は、EGF及びGLP-2投与群でC群に対し有意に上昇した。GLP-2投与時の小腸粘膜ODC活性は容量依存性に上昇した。大腸粘膜ではEGF投与群のみODC活性の上昇がみられた。
b)GLP-2投与時の消化管粘膜培養細胞系(IEC-6)のODC活性の変動
<方法>10cm-dishでIEC-6を10^6個をDMEM+5%FCS中、37度、5%CO^2の条件で48時間、FCSを除去し、同様の条件で24時間培養後、生食10μl(C群)、Gli(100ng/ml)、GLP-1(50ng/ml)、GLP-2(25,50,100ng/ml)、EGF(10ng/ml)を加え、3時間後のODC活性を測定した。<結果>IEC-6のODC活性は、EGF及びGLP-2投与群でC群に対し有意な上昇を認めたが、GLP-2投与でin vivoのような容量依存効果はみられなかった。
2)ELISAを用いたGLP-2血中濃度の測定(矢内原研究所)
<方法>48時間絶食としたSD雄性ラットにおいて、空腹時、食後3時間、GLP-2(25,50,100μg/kg)腹腔内投与後3時間のGLP-2血中濃度を測定した。<結果>GLP-2血中濃度は食後、GLP-2投与後で空腹時に対し有意に上昇した。またGLP-2投与時の血中濃度は容量依存性に増加した。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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