研究概要 |
臨床研究 癌組織のSTN発現と癌周囲のbFGF, bFGFRの発現の違いによる生存率の差を明らかにすることを行い、腹膜播種内のSTN発現の症例を集積し、以下の結果を得た 1)癌(主病巣)組織のSTN発現:進行度とSTN発現の有無による治療成績との関連性 Stage IIB症例において、STNの発現症例の治療成績は不良で、発現が再発の予後因子となりうることが明らかとなった。 2)癌周囲の線維芽細胞内のbFGF, bFGFRの発現と予後 bFGF, bFGFRの発現は、治療成績との関連性は認められない結果を得た。更に、長期の観察期間が必要である 3)腹膜播種内のSTN発現の症例 腹膜播種巣の発現は、主病巣の発現と高い相関が認められ、同じような発現率であった。 実験研究 胃癌培養細胞株を用いムチンが癌の増殖、浸潤に以下に関与しているかを検討して得た結果を論文作成した。現在投稿し、採否の結果待ちである。 臨床研究においても現在、論文作成中である(Gastric Cancerに投稿予定)。
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