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1999 年度 実績報告書

サイトカインによるガストリン分泌及びその受容体発現と癌細胞増殖に関する研究(2)

研究課題

研究課題/領域番号 11671278
研究機関東海大学

研究代表者

宮治 正雄  東海大学, 医学部, 助手 (90219783)

研究分担者 生越 喬ニ  東海大学, 医学部, 助教授 (30112775)
キーワードG細胞 / ガストリン / サイトカイン
研究概要

本研究では、これまでの研究に続いて、基礎的に各種サイトカインの刺激に対するG細胞からのガストリン分泌、産生機序を解明し、さらに、ヒト胃癌切除標本よりG細胞の単離・初代培養系を作成し、サイトカインに対する反応が同様に得られるかどうか、その機序を解明することが目的である。われわれがこれまで開発してきたPercoll密度勾配遠心法により得られたモルモットG細胞の単離、初代培養系を用い、サイトカインの刺激実験を行った(モルモット幽門洞粘膜をDispase,Collagenase酵素処理後、細胞浮遊液をPercoll密度勾配遠心法(不連続勾配)によりG細胞のrich分画を同定した。同分画より得られたG細胞浮遊液をcollagen type 1でcoatされたcultue wellに播種し、DMEM/F12(1:1)培養液に36時間培養、単層培養系を作成した後、各種cytokineの刺激実験(2時間)を行った。培養液中と細胞内のガストリン濃度を測定した)。その結果、炎症性サイトカインであるIL-1β,-6,-8 TNF-αが濃度依存性にガストリン分泌を促進する事が確認された。
現在、インフォームドコンセントの下、ヒト胃癌切除標本の幽門洞粘膜から酵素処理を行い、ヒトG細胞のrich分画を得るため基礎的実験を進行中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 宮治正雄: "ガストリンと胃癌"血液・免疫・腫瘍. 4・2. 148-154 (1999)

  • [文献書誌] M. Miyaji: "Effects of various cytokines on isolated gienea pigG-cells and gastrin"Digestion. 59.suppl.3. 242 (1998)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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