| 研究分担者 |
戸田 幸博 久留米大学, 医学部, 助手 (80217512)
藤井 輝彦 久留米大学, 医学部, 講師 (50199288)
末吉 晋 久留米大学, 医学部, 講師 (30235840)
山名 秀明 久留米大学, 医学部, 教授 (30140669)
田中 健 久留米大学, 医学部, 講師 (60217023)
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| 研究概要 |
研究計画
【対象】臓器転移のない他臓器浸潤(T4)食道扁平上皮癌、年齢75歳以下、PS:0-2
【選択枝】1群:照射化療+食道切除(術前:超多分割照射36Gy+CDDP/5Fu少量連日投与、術後:超多分割照射24Gy+CDDP/5Fu少量連日投与)、2群:照射化療単独(1群と同じ超多分割照射CDDP+5Fu少量連日投与を2コース施行、非切除)
【方法】食道切除の有無はインフォームド・コンセントに基づき患者が選択する。
研究結果
【症例数】40例/1994-2000年。1群22例、2群18例、治療中1例。
【奏効率】1群:68%(PR68%)、2群:61%(CR39%、PR22%)、全体の奏効率:65%
【切除例(1群)】治癒切除率:77%(PR59%,NC18%)、姑息切除率:22%(PR9%,NC14%)
【非切除例(2群)】手術拒否:66%(CR39%,PR22%,NC6%)、手術不能:33%(NC17%,PD17%)
【1・3・5年生存率】1群:86%・36%・24%(1コース後の効果判定PR:79%・43%・29%、NC:100%・-)。2群:50%・21%・21%(1コース後の効果判定PR:76%・32%・32%,NC/PD:0%)。
結論
照射化療1コース後の効果判定で著効または有効例(CR/PR)では、食道切除の必要性が認められない。不変または進行例(NC/PD)では、長期生存は得られないが食道切除の必要性を認める。
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