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1999 年度 実績報告書

ヒト胸腺でのT細胞選択におけるアポトーシスの分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 11671334
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

斉藤 雄史  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (80281260)

研究分担者 藤井 義敬  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (40156831)
キーワードcaspase / bcl-2 / bcl-x / bax / bak / bim
研究概要

胸腺でのアポトーシスにおけるcaspaseの役割の解析
抗ヒトcaspase-3抗体を用いてFACSにてcaspase-3の発現を調べた。胸腺細胞を培養液のみで4℃と37℃で24時間培養した場合、caspase-3の発現は認められなかった。一方dexamethazone10μMを加えて24時間培養した場合とetoposide10μMを加えて24時間培養した場合、胸腺細胞のすべての分画(CD4-CD8-,CD4+CD8+,CD4+CD8-,CD4-CD8+)で、caspase-3の発現を認めた。
しかしCPP32/caspase-3 colorimetric assayではdexamethazone、etoposideを加えてもcaspase-3のupregulationは認めなかった。Annexin Vの発現はdexamethazoneやetoposideで刺激後6時間で認められている。
胸腺でのアポトーシスにおけるbcl-2 familyの役割の解析
胸腺におけるbcl-2、bax、bcl-x、bak、bimの発現をFACSにて調べた。
CD4+CD8+の分画ではbcl-2はlow、bcl-xはhigh、baxはlow、bakはlow、bimはlowであった。CD4+CD8-の分画ではbcl-2はhigh、bcl-xはlow、baxはhigh、bakはlow、bimはhighであった。CD4-CD8+の分画ではbcl-2はhigh、bcl-xはhigh、baxはhigh、bakはlow、bimはhighであった。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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