研究課題/領域番号 |
11671368
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
佐藤 浩一 徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (90225938)
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研究分担者 |
宇野 昌明 徳島大学, 医学部, 講師 (90232884)
里見 淳一郎 徳島大学, 医学部, 助手 (10304510)
永廣 信治 徳島大学, 医学部, 教授 (60145315)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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キーワード | 血管内治療 / 光凝固療法 / 紫外線 / ラット / 総頸動脈 |
研究概要 |
脳および硬膜動静脈奇形においては、小さなものでは手術、血管内手術あるいは定位的放射線照射による治療が有効である。しかしながら大型の病変や治療困難な部位に生じたものでは、現在も治療に難渋し新たな治療法の開発が期待される。本研究では近年急速に進歩しているカテーテル技術を応用して、血管内より紫外線を照射することにより、異常血管を閉塞させる治療法の基礎的研究を試みた。ラット総頸動脈を切開し、内皮面を露出、Vilber Loumat 15W紫外線ランプ(波長は365nm,312nm,254nmの3種類のものを使用)を用いて、約10cmの距離から様々な時間間隔で紫外線照射を行った。照射後10-0ナイロン糸により総頸動脈切開部を縫合し、血流を再開させ数週間後に照射部を再開創したが、照射部分の血流状態は良好で、血栓形成や閉塞の所見は残念ながら認めなかった。照射部位の総頸動脈を摘出し、切片を病理組織学的に検討したが、Hematoxylin-eosine染色およびその他の染色でも縫合部位の修復性変化以外には内皮細胞、弾性板なども含め変化を認めなかった。そこで紫外線ランプのフィルターを除去しさらに近距離で紫外線を照射し、観察期間も3カ月としたが、血管閉塞の所見は得られず、今回行った方法では血管閉塞性の効果を得ることは出来なかった。この方法で血管閉塞性の変化を得るためには、さらに強い紫外線照射、あるいは光増感剤の併用が必要と推測される。また臨床例として非常に興味のある硬膜動静脈奇形の小脳出血例を集積・報告した。
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