研究課題/領域番号 |
11671370
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
出崎 順三 愛媛大学, 医学部, 講師 (00036451)
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研究分担者 |
田中 潤也 愛媛大学, 医学部, 教授 (70217040)
榊 三郎 愛媛大学, 医学部, 教授 (30116933)
阪中 雅広 愛媛大学, 医学部, 教授 (60170601)
温 同春 愛媛大学, 医学部, 助手 (70284411)
佐藤 康二 浜松医科大学, 教授 (80235340)
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キーワード | 神経細胞の二次変性 / 一過性前脳虚血 / スナネズミ / インターロイキン3 / エリスロポエチン / ジンセノサイドRb_1 / 海馬 / 受動的回避学習実験 |
研究概要 |
我々は、これまで一次虚血病変を縮小せしめる神経細胞保護因子について検討を加えてきたが、実際の臨床の場では、一次虚血病変が出現したのちに神経細胞保護因子を投与することの方が多いように思われる。従って本研究では、一次病変出現後に神経細胞保護因子を投与することにより、神経細胞の二次変性が抑止されるかどうかin vivoで判定することを目的とした。具体的には、3分間前脳虚血を負荷したスナネズミを用いて、脳虚血負荷後3日目に神経細胞保護因子(プロサポシン関連ペプチド、インターロイキン3、エリスロポエチン、ジンセノサイドRb_1等)を脳室内投与し、受動的回避学習実験を実施したのちに組織病理学的解析を行った。 その結果、インターロイキン3、エリスロポエチン、ジンセノサイドRb_1の脳室内投与では有意な効果は認められなかったが、プロサポシン関連ペプチドを3分間の前脳虚血後3日目より4週間脳室内投与した場合に、vehicle投与虚血群と比較して有意な学習機能改善作用ならびに海馬CA1錐体神経細胞保護効果が認められた。目下、本研究成果をまとめた論文を作成中である。
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