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1999 年度 実績報告書

p53ノックアウトマウスを用いた神経膠腫発生機序の解析

研究課題

研究課題/領域番号 11671386
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

西川 亮  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (90237678)

キーワードp53 / ノックアウトマウス / エチルニトロソウレア / 神経膠腫
研究概要

1.現在までにB6/Jのp53(+/-)同士の交配を行い、妊娠を確認した雌に対して,妊娠14-19日目にエチルニトロソウレア25-75mg/kgを腹腔内に投与して出産させ,110匹の仔を得た。そのp53 genotypeは,p53(+/+)45匹,p53(+/-)55匹,p53(-/-)10匹であった。
2.現在までにp53(+/-)の3匹(5%)とp53(-/-)の1匹(10%)に脳腫瘍の発生が認められた.p53(+/-)の3匹の脳腫瘍発生時の週令は9,27,28週で,p53(-/-)の1匹では10週であった.組織はいずれもグリオーまであった.
3.p53(+/-)の2匹とp53(+/+)の1匹にBUdRを腹腔内投与してラベルした後、屠殺して脳の切片を作成,抗BUdR抗体で染色した.その結果,BUdR陽性の分裂期細胞が極めて少ないことを確認した.次に,研究計画通り,p53(+/-)同士を交配し,ENUを腹腔内投与した後出産させ,経時的に屠殺して,脳切片のBUdR labeling indexを観察する予定である.
4.B6/Jのp53knock-outではENU投与によって脳腫瘍が発生する頻度が低いため(上記),東京大学医学部病理学教室よりCBA strain由来のp53knock-out mouseを,また日本クレアを通じてjackson labの129S3由来のp53knock-out mouseを入手した.B6/Jと同様にENUを投与してグリオーマの発生率を確認する予定である.

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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