研究概要 |
c-Src遺伝子の発現状態の検討 c-Src欠損マウスにおける骨吸収能の異常は成熟した破骨細胞の骨吸収能の低下に由来することが証明されている。今回の研究では、ヒト骨巨細胞腫株GCT-1,GCT-2の骨吸収能について検討を行った。未刺激のヒト骨巨細胞腫株GCT-1,GCT-2とビスフォスフォネート、エストローゲンで刺激した各時期のGCT-1,OCT-2からmRNAを抽出し、ノーザンブロット法にてc-Src遺伝子の発現状態について検討した。更にSDS-PAGE,ウェスタンブロット、ゲルシフト法にて発現蛋白について検討を行った。 また、一昨年転写囚子PU.1およびNF-κBのノックアウトマウスが大理石病を呈すると報告されたことから、同様の方法でビスフォスフォネート、エストローゲンで刺激した各時期のGCT-1,GCT-2からm-RNAを抽出し、ノーザンブロット法にてPU.1およびNF-κB遺伝子の発現について検討を行った。 以上の実験結果について学会発表の準備を進めている。
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