研究課題/領域番号 |
11671444
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
伊佐 真徳 琉球大学, 医学部, 助手 (50295325)
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研究分担者 |
普天間 朝上 琉球大学, 医学部・附属病院, 助手 (20264492)
安里 英樹 琉球大学, 医学部, 助手
大湾 一郎 琉球大学, 医学部, 助手 (80295310)
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キーワード | 骨粗鬆症 / 骨塩量 / 大腿骨頚部骨折 |
研究概要 |
A)骨塩量の経時的変化とそれに影響を与える因子の検討。 1986年度及び1989年度に当施設にて骨塩定量測定を行った健常者(男性150人、女性150人)のうちボランティアとして本研究に協力可能な20代から70代の男性70人、女性70人(各年代10人)及び骨粗鬆症患者40人を対象として下記1.〜5.を行っている。1.骨塩量の測定:琉球大学医学部附属病院に設置され現在稼動中の骨塩量測定装置(LUNAR社DPX)を用いて大腿骨頚部及び腰椎骨塩量を測定する。2.胸腰椎レントゲン写真の撮影:健常群の50歳以降の女性及び骨粗鬆症患者に対して胸腰椎2方向のレントゲン撮影を行い、椎体の高さ、新たに発生した圧迫骨折、椎体変形を読影し、骨塩量変化率との関連を検討する。3.面談によるアンケートを行い、健康状態の把握、日常の活動性やスポーツ歴、食生活や生活習慣を調査する。4.骨代謝マーカーの測定:骨代謝回転の高低、骨形成と吸収の状態を評価し、骨塩量変化率との関連を検討する。5.遺伝的因子の検討:ビタミンD受容体遺伝子多型を解析し、骨塩量や骨塩量変化率がそれにより推定できるかどうか検討する。以上の事項は、現在数人のみしか実施しえていないため、結果の検討は次年度以降に症例数が増えてから行う予定である。 B)大腿骨頚部骨折の疫学調査 1990年から1998年の9年間で沖縄県で発生した大腿骨頚部骨折を県内各施設に依頼し調査中である。
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