研究課題/領域番号 |
11671444
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
普天間 朝上 琉球大学, 医学部, 助手 (20264492)
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研究分担者 |
長嶺 順信 琉球大学, 医学部, 助手 (50336369)
大湾 一郎 琉球大学, 医学部・附属病院, 講師 (80295310)
金谷 文則 琉球大学, 医学部, 教授 (90233866)
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キーワード | 骨塩量 / 骨粗鬆症 / 大腿骨頚部骨折 |
研究概要 |
1986年から1989年にかけて当大学病院でDXAによる骨塩量を測定した健常者および骨粗鬆症患者のDXA再検を今年度も引き続いて行った。これらの被検者のquality of lifeの変化や寿命などについて現在検討中である。さらに同意の得られた被検者から血液を採取し、DNAを抽出した。これを用いて遺伝子多型の検討を行っている。 大腿骨頚部骨折患者数は1986年の調査時には約550人であったものが、2001年度には約700人と増加していた。骨折患者数は本島北部地域で少なく、都市部で多い傾向にあった。このような変化が遺伝的なもの、あるいは生活習慣によるものなのかを検討するために、それぞれの地域の小学校で全校生徒を対象に踵骨超音波骨密度測定を施行した。踵骨の骨密度は都市部の生徒よりも本島北部地域の生徒の方が有意に高く、大腿骨頚部骨折数の違いは幼少時より生じている可能性が示唆された。
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