研究課題/領域番号 |
11671468
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
肱岡 昭彦 産業医科大学, 医学部, 助教授 (50208766)
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研究分担者 |
古江 幸博 産業医科大学, 医学部, 助手 (80299619)
金澤 洋介 産業医科大学, 医学部, 助手 (40258603)
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キーワード | 脊髄損傷 / 外傷性浮腫 / サイトカイン / MRI |
研究概要 |
1.脊髄損傷モデルラットのMRIによる脊髄変化の観察:損傷後6時間でT2強調画像で脊髄内高輝度変化が観察され、48時間では輝度変化の領域が上下に広がっていた。T1強調画像では脊髄内に低輝度変化が認められたが、時間的な変化は明らかではなかった。 2.脊髄損傷モデルラットの血中、髄液中のサイトカインの変化:脊髄損傷後の脊髄液内及び血中のサイトカインを、損傷後3、6、12、24、48時間で、ELISAを用いて測定した。 TNF-α、IL-1β、IL-6を測定したが、髄液および血液中では、サイトカインの濃度の上昇は測定不可能であった。 3.脊髄損傷モデルラットの組織観察:損傷脊髄をパラフィンで包理してHE染色を行い観察した。脊髄の灰白質を中心にして血腫が認められ、損傷の範囲は損傷部位を中心にして紡錘型に約1-2cmの範囲に広がっていた。
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