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1999 年度 実績報告書

同種靭帯移植材料の放射線滅菌と再構築過程に関する生化学、生体力学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11671470
研究機関大阪府立看護大学医療技術短期大学部

研究代表者

史野 根生  大阪府立看護大学医療技術短期大学部, 教授 (40135679)

研究分担者 濱田 雅之  大阪大学, 医学部, 助手 (90303958)
中田 研  大阪大学, 医学部, 助手 (00283747)
キーワード同種靭帯移植 / 放射線滅菌 / 靭帯再建 / 再構築
研究概要

1)生体力学的解析
2系統の純系ラットを用いた移植モデルにおいて、凍結保存ガンマ線照射同種腱と新鮮凍結同種腱を用いて凍結保存と凍結乾燥保存後でガンマ線照射による生体力学的強度を、移植後4週から24週まで経時的に解析を行った結果、それぞれの処理を行うと移植腱は生体力学的強度が低下し、その程度は、凍結保存ガンマ線照射の方がより顕著であるが、その差は移植後4週以降では認められず、両群において、移植後早期に一旦力学的に強度が低下したのち4週以降では強度が改善した。
2)屍体膝での生体力学的解析
ロボット工学を応用した6自由度関節シミュレーターを用いて、膝運動を忠実に再現させ関節の可動範囲での外力が加わった際の正常靭帯に生じる張力を各線維束について測定した。各線維束には関節角度に応じて異なる張力がかかることを示し、これら線維束を別々に再建する際に必要となる強度を明らかにした。さらに、この正常前十字靭帯を切離したのちに靭帯再建術を行うと、本来の大腿骨と脛骨の位置関係が変化し、移植腱にかかる張力により後十字靭帯にも張力がかかる可能性を示した。
3)再建靭帯への遺伝子導入
in vivoで修復過程にある靭帯組纈に遺伝子導入する方法を検討するため,ラットの動脈内にHVJ-リボソームを用いてレポーター遺伝子(LacZ)を導入し、3日より14日までは、約10%の細胞にレポーター遺伝子の発現が認められることを示した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T. Mitsuka: "Osteochondrizis clissecans of the lateral femoral corelyle of the"Arthroscopy. 15. 20-26 (1999)

  • [文献書誌] I. Ozkan: "Direct in vivo gene transfer of healing rat patellar ligament by intra-arterial delivery of haenaggiutingting virus of Japan liposones"Eur J. Clin Invest. 26. 63-27 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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