• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

低レベル反応レーザー治療、(LLLT)の鎮痛作用と抗炎症作用

研究課題

研究課題/領域番号 11671471
研究機関北海道大学

研究代表者

剣持 修  北海道大学, 医学部, 教授 (70045433)

研究分担者 原澤 克巳  北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (30271662)
大塚 浩司  北海道大学, 医学部, 助手 (70241312)
太田 善博  北海道大学, 医学部・附属病院, 講師 (00142802)
キーワードレーザー / 痛み / 炎症 / ラット / マウス / 接触過敏症 / 低レベル反応レーザー治療 / ニューロパチックペイン
研究概要

低レベル反応レーザー治療(LLLT)は、低出力レーザー照射により、有害な副作用を伴わずに、創傷治癒の促進、炎症抑制、および疼痛抑制効果などをもたらす光技術の医学への応用である。本年度は、接触過敏症モデルにおけるLLLTの炎症抑制効果、すなわち、細胞性免疫能の修飾による抗炎症作用に関し、照射条件と炎症反応強度との相関性につき解析を進めた。また、LLLTの疼痛抑制作用の定量的解析に必要となるラットニューロパチックペインモデルを作成した。
1.LLLTの炎症抑制効果:ddYマウス(体重25-35g)の皮膚に塩化ピクリルを塗布、感作し細胞性免疫を誘導した。感作個体に対し再感作を行い遅延型過敏反応を検証した。この個体に低出力レーザーを照射し、炎症反応の抑制度を評価した。これにはダイヤルシックネスゲージによる耳介厚を測定した。その結果、LLLTの効果が時間依存性であること、全身的な影響はなく照射局所に限局されることが明らかになった
2.ニューロパチックペインin vivoモデルの作成:麻酔下にラットの腰椎椎弓切除を行い一側第5あるいは6腰髄神経を露出し、手術用実体顕微鏡下にその後根を切断した。動物は手術後約1〜2週間で、痛覚過敏およびアロジニアを呈した。痛覚過敏状態は、圧迫式痛覚閾値測定器、アロジニア測定器および熱刺激痛覚閾値測定器を用い、健常側の痛覚閾値と比較し解析した。

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi