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1999 年度 実績報告書

敗血症におけるアドレノメデュリンの免疫機構への関与

研究課題

研究課題/領域番号 11671523
研究機関帝京大学

研究代表者

小野 紫  帝京大学, 医学部, 助手 (30312002)

研究分担者 岡田 和夫  帝京大学, 医学部, 教授 (30082093)
寒川 賢治  国立循環器病センター研究所, 生化学部, 部長 (00112417)
中村 到  帝京大学, 医学部, 助手 (50307196)
キーワードアドレノメデュリン / 敗血症 / エンドトキシン / 受容体 / CRLR / RAMPs / 胸腺 / 肺
研究概要

アドレノメデュリン(AM)の敗血症における免疫病態生理学的関与について以下の点から検討した。
1)胸腺細胞増殖に対するAMの影響
AMは、マウス胸腺細胞の[^3H]-thymidineの取り込みを阻害したことから、増殖抑制作用を持つ可能性が示唆された。引き続き分化に対する影響を検討する。
2)受容体の発現解析
AN受容体の構成因子であるcalcitonin receptor-like receptor(CRLR)およびreceptor activity modifying protein(RAMP)1,2,3のマウスのhomologueの塩基配列を同定し、敗血症下における発現を検討したところ、肺、脾臓、胸腺でのRAMP3の著明な上昇を認め、AMの受容体側からも免疫系臓器に影響が生じていることが示唆された。一方、肺でのAMの豊富な結合部位を形成していると思われるCRLRおよびRAMP2の肺での発現は、敗血症によって著明に低下し、敗血症下のAM血中濃度の上昇に寄与している可能性が示唆された。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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