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2000 年度 実績報告書

腎臓における糖輸送体アイソフォームの分布と調節機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 11671535
研究機関群馬大学

研究代表者

藤倉 恵子  群馬大学, 生体調節研究所, 教務員 (10218993)

研究分担者 鈴木 健史  群馬大学, 生体調節研究所, 助手 (00261868)
高田 邦昭  群馬大学, 医学部, 教授 (20129290)
キーワード糖輸送体 / GLUT4 / 有機カチオン輸送体 / OCT1 / 免疫組織科学 / 腎臓 / 尿細管 / 抗ペプチド抗体
研究概要

ラット腎臓を用いて糖輸送体GLUT4の局在の検討を試みた.特異性の高い染色結果を得るために,GLUT4のC末部分ペプチドに対して作製したアイソフォーム特異的抗ペプチド抗血清からアフィニティー精製した抗体等を用いて染色をおこなった.ペプチドによる阻害等により特異性を確認した結果,尿細管のHenleのループに陽性部位を見出した.細胞内に局在するようなので,その正確な存在部位を確認するための細胞内オルガネラマーカーのカテプシンD,TGN38,ゴルジ58k,EEA1などとの多重染色,刺激に対する反応性などの検討のための予備実験をおこなった.また同時に有機カチオン輸送体(OCT)のなかで,rOCT1とrOCT2のラット腎臓での局在を組織凍結切片を用いて多重蛍光抗体法により検討した.その結果rOCT1は腎皮質の近位曲尿細管に,rOCT2は腎髄質外帯外層の近位直尿細管に分布するのが判明した.共焦点レーザー顕微鏡観察では,rOCT1,rOCT2ともにそれぞれの部位の近位尿細管細胞の基底側壁部に局在していた.これはrOCT1,rOCT2が有機カチオンの近位尿細管への取り込みに関与しているのを示唆している.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Sugawara-Yokoo M: "Differential localization of organic cation transporters rOCT1 and rOCT2 in the basolateral membrane of rat kidney tubules."Histochem Cell Biol. 114. 175-180 (2000)

  • [文献書誌] Suzuki T: "Polarized distribution of Na^+-dependent glucose cotransporter SGLT1 in epithelial cells."Acta Histochem Cytochem. 33. 159-162 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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