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1999 年度 実績報告書

臨床ヒト膀胱腫瘍に対するBCG膀胱内注入療法の抗癌作用機序の免疫学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 11671546
研究機関岐阜大学

研究代表者

山本 直樹  岐阜大学, 医学部, 助手 (10260176)

研究分担者 出口 隆  岐阜大学, 医学部, 教授 (40163935)
キーワードBCG / dendritic cells / cytotoxicity
研究概要

1 cytotoxicity of BAC
健常人の末梢血より得られた単核球分画をIL2 50U/mlの存在下でBCG1mg/mlを加えて1週間培養し,得られた細胞集団をBCG activated cell(BAC)とした。BACはCD4/CD8=65.3/35.7であった。
TargetとしてはBCG感染膀胱腫瘍細胞の代わりにBACを用いた。BACのみではBACに対して細胞傷害活性を認めなかった。Monocyteよりgenerateしたdendritic cellをAPCとして用いたBACはCD4/CD8=41.3/59.7であった。BACに対する細胞傷害活性はE/Tが10,20,80でそれぞれ40%,80%,90%であった。
2 BCG刺激によるT cellのcytokine分泌
健常人の末梢血より得られた単核球分画をBCG1mg/mlを加えて4時間培養しIL-2,TNF,INF-γの分泌を観察した。陽性対照としてはTPAによって刺激した。TPAで刺激した場合にはそれぞれのcytokineが細胞内に増加したが,BCGの刺激によっては増加しなかった。
3 BCG刺激によるdendritic cellの活性化
monocyteよりIL-4とGM-CSFを用いてgenerateしたdendritic cellをBCGで刺激し表面抗原の変化とIL-8の分泌を測定した。文献の記載と異なりBCGで刺激する前よりdendritic cellはCD83が表面抗原として発現していた。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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