研究概要 |
1 cytotoxicity of BAC 健常人の末梢血より得られた単核球分画をIL2 50U/mlの存在下でBCG1mg/mlを加えて1週間培養し,得られた細胞集団をBCG activated cell(BAC)とした。BACはCD4/CD8=65.3/35.7であった。 TargetとしてはBCG感染膀胱腫瘍細胞の代わりにBACを用いた。BACのみではBACに対して細胞傷害活性を認めなかった。Monocyteよりgenerateしたdendritic cellをAPCとして用いたBACはCD4/CD8=41.3/59.7であった。BACに対する細胞傷害活性はE/Tが10,20,80でそれぞれ40%,80%,90%であった。 2 BCG刺激によるT cellのcytokine分泌 健常人の末梢血より得られた単核球分画をBCG1mg/mlを加えて4時間培養しIL-2,TNF,INF-γの分泌を観察した。陽性対照としてはTPAによって刺激した。TPAで刺激した場合にはそれぞれのcytokineが細胞内に増加したが,BCGの刺激によっては増加しなかった。 3 BCG刺激によるdendritic cellの活性化 monocyteよりIL-4とGM-CSFを用いてgenerateしたdendritic cellをBCGで刺激し表面抗原の変化とIL-8の分泌を測定した。文献の記載と異なりBCGで刺激する前よりdendritic cellはCD83が表面抗原として発現していた。
|