研究概要 |
現在、ごく最近市販されたSurvivin抗原に対するポリクローナル抗体(Rabbit anti-human survivin、以下surv 11-A)および富山医科薬科大学 高野教授より提供されたSurvivin関連抗原に対するモノクローナル抗体(以下SAA)を用いて研究を行っている。 surv 11-AおよびSAA共にウェスタンブロットにて16,22,60,85kdの位置にバンドを有していた。surv11-Aは、16kdの位置に最も強いバンドを有していた。一方SAAは、60,85kdの位置に強いバンドを有していた。 これら抗体を用いた免疫組織学的解析では、Surv 11-Aは主に胞体が染まり又SAAは主に腫瘍核が染色された。これらの結果よりは、Survivin蛋白は16kdにあり、SAA蛋白は60,80kdにあるものと考えられた。 腎孟尿管癌標本を用いて更に免疫組織学的な解析を続行中である。
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