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1999 年度 実績報告書

精原細胞移植を用いた精原細胞増殖の解析(造精子機能改善の試み)

研究課題

研究課題/領域番号 11671569
研究機関横浜市立大学

研究代表者

小川 毅彦  横浜市立大学, 医学部, 講師 (50254222)

研究分担者 穂坂 正彦  横浜市立大学, 医学部, 教授 (30106330)
武田 光正  横浜市立大学, 医学部, 講師 (70244499)
キーワード精原細胞 / 移植 / GFP / 精子形成 / 男性不妊 / GnRH / アンドロゲン
研究概要

研究開始初年度の第1目標は精原細胞の増殖をモニターする系の確立である。そのためにGFP細胞の観察が可能な実体顕微鏡を購入・設置した。ドナーGFPマウスの精巣細胞を通常の同系統マウス(自己精原細胞はブスルファン処置により除去してある)に移植し、3〜5週間後に観察すると定着したドナーGFP細胞が実体顕微鏡で観察された。3週間後では一つの精巣内におよそ3〜10数個のコロニーが認められた。この時期ではこれらのコロニーはまだ精原細胞のまばらな集族として存在していた。5週間後にはそれら精原細胞は基底膜上で密集するように場を一様に占拠し、さらに両側へ伸展しつづけているように思われた。実体顕微鏡の像はコンピューターに画像イメージとして保存でき、それによりドナー精原細胞の増殖を解析できる。コロニー数と各コロニー広がり(長さ)を計測することで精原細胞の増殖を半定量的に記録できることが確認された。精原細胞の増殖を促進する環境因子を探求するための実験として、レシピエントマウスにLHRH analogueを投与することにより、レシピエント精巣内ホルモン環境を変化させ、ドナー細胞増殖に対する微小環境の影響の検討を開始した。また、ドナーマウスとして精巣女性化症候群のモデルマウスであるTfmマウス(Testicular feminization mouse)を入手した。これをドナーとして、アンドロゲンレセプターの生殖細胞上での働きを検討する実験を開始・継続中である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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