研究課題/領域番号 |
11671687
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
田中 藤信 長崎大学, 医学部, 助手 (00284688)
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研究分担者 |
隈上 秀高 長崎大学, 医学部, 助手 (10253650)
小林 俊光 長崎大学, 医学部, 教授 (80133958)
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キーワード | インターフェロン / EP / CM / 聴力障害 / ABR |
研究概要 |
1.C型肝炎治療薬であるインターフェロンは臨床例において難聴の副作用が報告されているが、その作用機序と副作用の予防法を解明するために動物を用いて実験を行っている。 2.投与法の違いによる副作用の出現に違いがあるかを検討するために、実際の臨床の投与法に準じて腹腔内投与と静脈内投与による慢性投与と、静脈内大量投与による急性投与を行った。静脈内大量投与ではABR上は検出閾値、波形ともに大きな変化はみられなかったが、今後さらに症例数を重ね検討を加える。 3.モルモットの外リンパ腔内に高濃度のインターフェロンを直接潅流して有毛細胞への影響を調べるための基礎実験として耳毒性がはっきりしているゲンタマイシン(有毛細胞への直接の障害作用がはっきりしている)やフロセミド(血管条障害によりEPの低下をきたすことが分かっている)を用い潅流方法の確立を行った。 4.インターフェロンは酸性であるため、灌流液のpHの調節を行う必要がある。pH調節のためCO_2+O_2混合ガスにてパブリングを行っている。
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