研究課題/領域番号 |
11671722
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
山木 邦比古 秋田大学, 医学部, 助教授 (20125751)
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研究分担者 |
亀谷 修平 秋田大学, 医学部, 助手 (30302269)
近藤 功 秋田大学, 医学部, 助手 (50234927)
櫻木 章三 秋田大学, 医学部, 教授 (80006767)
昆野 清輝 秋田大学, 医学部, 助手 (00312710)
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キーワード | Tyrosinase / トランスジェニックラット / MHC / Expression |
研究概要 |
私達はtyrosinase family proteinはVogt-Koyanagi-Harada diseaseに類似した病気をLewis ratおよびLewis ratとpigmented ratの子孫に惹起させることができることを報告した。病気を安定的に惹起させることのできる有色ラットの系統を作成し、VKH disease発症のメカニズムを解明することと自己反応性T細胞の性格を検索することとした。 昨年度の研究で、眼球の網膜に特異的にtyrosinaseを発現させるためのコンストラクションとしてarrestin のpromoterにrat tyrosinaseを繋いだものと全身に発現するものとしてbeta-actinのpromoterにrat tyrosinaseを繋いだものとを作成した。現在これらのDNAをLewis ratの受精卵に打ち込んだ系列を数系統作成中である。生まれてきたラットについてPCRおよびgenomic southerblott hybridizationにてtransgeneの有無およびcopy numberを検索しているが、数系統はtransgeneされ、tyrosinaseが発現されている。これらの系統についてはF1,F2を作成し、安定した系統とする予定である。 またこれらの系統のラットにtyrosinaseを免疫し、tyrosinaseに反応するauto-reactive T cellの性格の差異と免疫寛容の破綻のメカニズムについて検討する予定である。
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