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1999 年度 実績報告書

唾液線主導菅上皮の機能的、形態的解析VI・tuft cellの分泌能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11671833
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

佐藤 敦子  福岡歯科大学, 歯学部, 助教授 (20099047)

研究分担者 菅沼 龍夫  宮崎医科大学, 医学部, 教授 (60115350)
キーワード顎下腺 / 主導管 / tuft cell / レクチン / オートラジオグラフィー
研究概要

唾液腺主導管上皮は線条部導管と同様にイオンの修飾を行い低張の最終唾液形成に関与することが知られている。膵管、胆嚢、気管、肺胞、胃腸域に存在するtuft cellが主導管にも存在している。この細胞の機能に関しては感覚細胞説、吸収細胞説、分泌細胞説が提唱されているが、今だその機能に関しては不明である。数年に渡る研究にり吸収細胞ではないかという考えに至った。直接に分泌能を証明するためにRI物質を投与し、代謝される過程をオートラジオグラフィー法により検討した。(1)投与するRI物質を決定するために各種レクチンに対するtuft cellの染色性を調べた。(2)RI物質を投与し光顕に於いて露出の時間と、投与したRI物質が適当であったか調べた。
【結果】
(1)調べたレクチン:Con A,SBA,WGA,DBA,UEA-I,RCA-I,PNA
Tuft cellの細胞頂部の小胞や指状の長い微絨毛は重荷SBAで強く染色された。
SBAの特異的結合糖はGalNAc(N-actylgalactosamine)とGal(galactose)であった。本年の科研費で購入できる範囲でgalactoseを選択した。
(2)光顕オートラジオグラフィー(^3H-galactose取り込み実験)
ラット7週齢(体重220g)を3匹使用した。5分後、10分後、40分後に試料を採取した。スライドグラスに標本を取り、乳剤をかけて暗箱に入れ、1〜14週毎取りだし、現像を行い露出時間を決定した。露出時間は14週が適当であったが、投与した物質が適当でなくtuft cellに反応はみられなかった。来年度はN-actylgalactosamineでやる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Sato,A.,et al.: "Tuft cells in the main excretory duct of the rat submandibular gland."Eur.J.Morph.. 4(in press). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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