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1999 年度 実績報告書

口腔扁平上皮がんにおける転写因子EIAFの発現と悪性度との関連

研究課題

研究課題/領域番号 11671863
研究機関北海道大学

研究代表者

小野 貢伸  北海道大学, 歯学部, 助手 (50281829)

研究分担者 安田 元昭  北海道大学, 歯学部, 助手 (90239765)
東野 史裕  北海道大学, 歯学部, 助手 (50301891)
進藤 正信  北海道大学, 歯学部, 助教授 (20162802)
キーワード転写因子E1AF / 口腔扁平上皮がん / 細胞外基質分解酵素
研究概要

E1AFはHigashinoらによって発見されたets-oncogene familyに属する転写因子で、種々の遺伝子の転写に関与することが示唆されている。われわれはこれまで口腔扁平上皮癌由来細胞株を用いてE1AFは腫瘍細胞の浸潤性増殖に深く関与していることを明らかにしてきた。
培養細胞系では転写因子E1AFの発現と細胞の悪性形質とは非常にパラレルな関係にあり、実際の口腔扁平上皮癌でも同様の関係が成り立つならば、E1AFは腫瘍の予後因子として術前の生検材料での予測が成り立ち、治療法の選択において重要な役割を果たすものと思われる。今回の検索は、患者から採取した口腔扁平上皮癌組織での転写因子EIAFと細胞外基質分解酵素の発現をmRNAレベルで検索し、さらに臨床病理学的パラメーターとの比較検討を行うことを目的とした。
北海道大学歯学部附属病院口腔外科を受診し、扁平上皮癌と診断された症例を対象とし、術前の生検材料ならびに手術材料より腫瘍組織を摘出した。一部はDNAならびにRNAを抽出し、これに相応する組織は病理学的検索のためパラフィン包埋試料ならびに凍結標本を製作した。
今後、これらの病理組織学的標本を用いて腫瘍の増殖様式を検討するとともに、採取したRNAをRT-PCRにより転写因子E1AFおよびMMPsの増幅を検討する予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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