5月の日本歯科保存学会春季学会(第112回)にEr:YAGレーザーの臨床応用10.試作チップによる小窩裂溝齲蝕の除去という演題で発表を行った。その結果、試作チップでの小窩裂溝齲蝕の除去の可能性が示唆された。しかし、臨床応用を行うには、照射条件、照射方法については引き続き検討する必要がある。 8月の7^<th> International Congress on Lasers in DentistryにThe Removability of Dental Pit and Fissure Caries by Er:YAG laser with an Experimental Tipの演題で発表した。その結果、照射条件、照射方法、照射面の形態などについて、検討し有用性について報告した。 11月の日本歯科保存学会秋季学会(第113回)にEr:YAGレーザーの臨床応用11.小窩裂溝齲蝕への応用という演題で発表を行った。小窩裂溝齲蝕の除去後の修復材料について検討を行った。4種類の修復材料について辺縁漏洩度と填塞状況について実験的検討を行った。その結果、本システムに使用できる修復材料と充填方法にも改善を行わなければならない点が判明した。今後はこの点の改善と臨床応用例を増やして、実用化を目指したと考えています。 今後は臨床例の例数を増やすとともに、細かい部分での問題点を解決していかなければならない。
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