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1999 年度 実績報告書

環境ホルモン(ビスフェノールA)と歯髄細胞との関係を探る

研究課題

研究課題/領域番号 11671901
研究機関明海大学

研究代表者

片山 直  明海大学, 歯学部, 教授 (10105596)

研究分担者 横瀬 敏志  明海大学, 歯学部, 講師 (90245803)
キーワードOVXラット / ビスフェノールA / エストロゲン / in vivo
研究概要

ビズフェノールAの生体への作用を明確にするために、卵巣摘出ラット(OVX)と偽手術ラット(Sham)にビズフェノールAと女性ホルモン(エストロゲン)を同じ濃度で皮下注射し、子宮重量、体重、骨塩量、血中エストロゲン量を測定した。また、大腿骨の組織切片を作成し、海綿骨の構造に対する影響をビズフェノールAとエストロゲンで比較検討した。
(結果)卵巣摘出後、5週間ビズフェノールAとエストロゲンを投与した結果、エストロゲンの効果は子宮重量、体重、骨塩量ならびに海綿骨の構造に顕著に認められ、Shamラットとほぼ同様の結果が得られた。しかしながらビズフェノールAを投与したラットではエストロゲン様の作用は認められなかった。
これらの結果からビズフェノールAがエストロゲンと同じ濃度では直接女性ホルモン様作用を示さないことが示唆された。
今後さらに高濃度のビズフェノールAが生体に対して与える影響と、in vitroにおける作用を検討してゆく予定である。なお、本研究結果は2000年4月の春期日本歯科保存学会で発表予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 横瀬 敏志 他: "歯髄培養細胞におけるHomeobox遺伝子発現に及ぼすE_2の影響"日本歯科保存学会雑誌. 42(秋季号). 63-63 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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