研究概要 |
高齢者の夜間睡眠時におけるブラキシズムの動態を明らかにするため、約10日睡眠をテレメトリーにより記録できるブラキシズム測定装置を開発、作成した。 11年度はシステムの開発に当たり、測定、解析は12年度に行う予定である。 また、同時に若年者のデー夕と比較するために米国カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)Oral Medicine and Orofacial Pain講座と共同で若年者の夜間唾眠時におけるブラキシズムの動態を4週間記録調査しており、現在のまで16名の有効データを得ている。記録はPhysical Activity,Stress Level,Anger Level,HeadAche Level,の項目をVAS(Visual Analog Scale)にて、Sleeping Time,Wake up time,Drug,Head Ache Area,それに女性についてはMenstruationsStageを日記の形式で記録させ、各項目とBruxismとの関連を調べている。 現在までのデータでは前被験者に共通の有意な関連項目はなく、ブラキシズムの発現要因は個人差が大きいことが示唆されている。
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