• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

歯冠用コンポジットレジンの摩耗特性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11671947
研究機関昭和大学

研究代表者

藤島 昭宏  昭和大学, 歯学部, 講師 (50209045)

研究分担者 福永 秀樹  昭和大学, 歯学部, 講師 (50199254)
宮崎 隆  昭和大学, 歯学部, 教授 (40175617)
キーワード歯冠用コンポジットレジン / 摩耗特性 / フィラー / 機械的性質
研究概要

歯冠用コンポジットレジンは,最近新規のフィラー形態を有するものや、臼歯部適用を考慮しフィラーを高密度に充填した歯冠用コンポジットレジンが出現し、その進歩は著しい。しかし、これら新規の歯冠用コンポジットレジンの特性に関しては、まだ十分には報告されていない。このため、本年度の研究では歯冠用コンポジットレジンの摩耗特性を調査する一環として,歯冠用コンポジットレジンの各種特性について調査した.
歯冠用コンポジットレジンの構成成分を調査するため,(1)フィラー含有量,(2)フィラー形態の観察,また硬化特性と調査するため(1)各種照射器による硬化深度(2).重合率変化の計測を行った.さらに,機械的性質を調査するため(1)破壊靭性試験,(2)直接引張試験,(3)曲げ試験を行い,それぞれの応力特性値について評価を行った.
歯冠用コンポジットの特性は,各コンポジットレジンでフィラー形態,硬化特性,機械的性質が大きく異なることが認められた.前臼歯修復用のコンポジットレジンと比較すると,フィラー含有量が低く,フィラー形態は微細であり,硬化特性はデンティンにおいて顕著に低いことが認められた.また,歯冠用コンポジットレジンの中においても,前歯部前装用と前歯部ならびに臼歯部領域にも適用可能なコンポジットレジンの2種類があり,フィラー構成,フィラー組成が大きく異なっていた.各種機械的性質の測定から,各歯冠用コンポジットレジンの有する機械的強さは大きく異なっていたが,いずれの歯冠用コンポジットレジンにおいても前臼歯修復用のコンポジットレジンよりもこれらの特性は低いことが認められた.以上の結果を踏まえて,次年度では歯冠用コンポジットレジンにおけるこれらの特性と摩耗挙動との関連性について検討する予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤島昭宏 他: "歯冠用コンポジットレジンの組成ならびに重合率に関する研究"歯科材料・器械. 18巻・特34号. 76-76 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi