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2001 年度 研究成果報告書概要

持続的側方圧により骨結合インプラントの周囲骨組織の変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11672008
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

齋藤 力  東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (80103357)

研究分担者 花井 淳一郎  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (20307391)
研究期間 (年度) 1999 – 2001
キーワードインプラント / 矯正 / 持続的側方力
研究概要

歯牙移動のアンカーとして使用した歯科用インプラントの長径ならびに持続的側方力の相違が歯牙辰びインプラント周囲に及ぼす影響について検討した。
成犬の両側の第3、4前臼歯を抜歯し3ヶ月後に直径3.75mmで長さ7mmと13mmgブローネマルクインプラントを第4前臼歯部に両側各1本の計2本埋入し準。埋入2ケ月後に上部構造装着し、第二前臼歯とインプラント間に実験期間中一定の力が加わるようにトミー社製センタロイ・Ni-Ti製のクローズドコイルスプリングを応用し100gと300gの持続的側方力(水平荷重)をかけた。側方加重付加期間中にテトラサイクリンとアリザリンレッドの背部皮下注による多重ラベリングを行った。側方加重付加後8週で屠殺し、MMAレジンにて包埋し200ミクロンの非脱灰標本を作成、これを共焦点レーザー走査顕微鏡システム(MCR-1024)を用いて歯牙及びインプラント周囲を中央部の圧迫側、牽引側で観察した。
歯牙周囲の圧迫側ではラベリング像が観察されなかったが、牽引側では骨の添加に伴う線状のラベリング像が観察された。インプラント周囲ではインプラント骨界面では一部ネジ山部にラベリング像が観察されたが、インプラントから離れた部位に、より活発なラベリング像が観察された。しかし、歯牙周囲に観察されたような移動に伴う骨の添加様のラベリングは観察されなかった。
インプラントの長径ならびに側方牽引力の相違が歯牙及びインプラントの周囲組織に及ぼす影響について、骨ラベリング法を用いて検討を行った。その結果持続的な側方牽引力のかかったインプラント周囲は圧迫側、牽引側ともに骨の改造が観察された。その程度は持続的側方力の大きさが関与していると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nojima, K: "The use of an osseointegrated implant for orthodontic anchorage to a class II div I Malocclusion"The Bulletin of Tokyo Dental College. 82. 177-183 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2003-09-17  

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