| 研究課題/領域番号 |
11672031
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| 研究機関 | 福岡歯科大学 |
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研究代表者 |
下田 恒久 福岡歯科大学, 歯学部, 助教授 (00216128)
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| 研究分担者 |
堤 定美 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (00028739)
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| キーワード | new structural implant / vertical ridge augumentation / distraction osteogenesis / guided bone regenerat / shimoda device / 仮骨延長法 / 歯科インプラント / intra-oral device |
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| 研究概要 |
有効長可変機構を持つ新しい概念に基づいた歯槽骨の垂直的骨延長装置であり、歯科インプラントであるSSLインプラントとBTEインプラントは、1994年に本邦において開発され、既に日本、アメリカ、カナダ、および台湾で特許が認められた発明である。また、ヨーロッパ諸国でも特許申請認可手続きが継続されている。
平成11年度には、純チタン性試作品であるSSLインプラントとBTEインプラントの論文が発表された。本研究においては、両タイプのインプラントを埋入したビーグル犬においては、活発な骨造成能が確認され、新生骨の動態は大まかに4期に分けられることが判明し、埋入後2〜8週を骨増生期、埋入後8〜16週を骨成熟期・埋入後16〜32週を骨改造期、および40週以降の骨萎縮期に分けられた。しかし、成犬の下顎骨は皮質骨に比べて海面骨量が少なく、ヒト顎骨よりも若干骨造成能が劣り、実駿結果は僅かなdelayが起こっている可能性が示唆された。またこれらの実験は、骨膜や上顎洞粘膜挙上という条件の厳しい環境下での骨造成能の検索・検討であり、骨片のトランスポートを行うモノフォーカル・バイフォーカルおよびトリフォーカル環境下での同等以上の骨造成能が期待された。また、延長待時期間に関しても術後1週間という仮骨延長法に則った条件でモデルが作成可能と考えられた。
平成12年度は、HAPコーティングを施した下顎型インプラントの埋入実験を成犬で行ったが、延長時に埋入したインプラントが応力に耐えられず、抜去してしまうことが起こり、平成13年4月の日本口腔科学会総会(盛岡)での発表が不可能となった。このため、インプラント体の再設計をドイツの製造会社へ依頼した。
平成13年度は、各種設計したインプラント体およびスクリュー、ガイドピン、プレートを自作できるように高速自動NC装置を導入し、メタル・インジェクション法による精密製作法を用いた環境を整備した。同時にく時効性で可塑性のPLLAおよびHA+PLLAプレートを応用した仮骨延長法の検索も併せて行い、HA+PLLAでプレート面からの直接的な骨増生を観察しており、現在、論文発表に向けて資料の整理中である。
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