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2000 年度 実績報告書

配位環境によるコバルトおよび鉄アート錯体のラジカル制御

研究課題

研究課題/領域番号 11672096
研究機関東北大学

研究代表者

内山 真伸  東北大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (00271916)

キーワード配位環境 / アート錯体 / ラジカル / コバルト / 鉄
研究概要

アート錯体は、その中心金属上のマイナス電荷を配位子を転移させることおよび中心金属の酸化数を変化させることにより解消できる。これまで、筆者が研究を行ってきた亜鉛アート錯体では亜鉛原子が酸化還元に関与できないため、配位子の転移によってのみマイナスを解消すると考えられるが、今回の鉄およびコバルトアート錯体では、中心金属の酸化によってマイナスを解消していると考えられる。従って、配位環境変化によって能力の異なるラジカルが発生できるものと考えられる。そこで、配位環境変化がアート錯体の反応性に及ぼす効果をEXAFS,NMR,ReactIR,およびRamanスペクトル等を用いて直接的な構造変化を明らかにした。また、そこで得られた知見をもとにab initio計算および密度汎関数法を用いて理論的に、アート錯体とラジカルの関係および配位環境変化によるラジカルの制御について明らかにできた。
さらに本反応の触媒化にも成功し,様々な一電子移動反応へと応用可能であることを明らかにした.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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